セレモニースタッフ 竹田 竜大

「笑顔の力。笑顔の人生。」

抜ける様な青空の下に多くの方が列を成しています。その行列に並ぶ人たちは、笑顔と楽し気な会話で開場を心待ちにしています。皆、大切な方との最期の別れを惜しみながらも故人に向ける事の出来なかった様々な事柄、想いを胸に葬送の時を過ごした場所「コスモール都島」を目指し。辛く悲しい想い出を胸に、故人の想いを真直ぐ受止め想いに応える「笑顔の人生」を歩き出すお手伝いをする、それが私の仕事です。私が葬儀社への就職を志したのは、幼少から両親に代わり私を育ててくれた祖父母の葬儀がきっかけでした。喪主を務めた大切な祖父の葬儀を終えたあと、記憶が無い事が辛く悲しく空しかったのを記憶しています。友人たちが大学への進学を決めていく中、年老いた祖父の事を思い、本心に目を背け就職を決めました。少しでも家計の助けになればと条件の良い大手の会社へ就職をしました。営業の仕事に就き多くの人たちと触れ合う中で生涯の伴侶を得て可愛い子どもにも恵まれ祖父母も喜んでいました。いつまでも続くと思っていた、穏やかな生活は、祖父母の死により私の人生にぽっかりと大きな穴を空けました。祖父母の掛けてくれた言葉、してくれた事、大きい厚い手で撫でてくれたこと・・・様々な思い出がある筈なのに葬儀の記憶は残ることがありませんでした。子どもを連れて帰ると満面の笑顔で迎えてくれた祖父母が居なくなったことは私にとって受入れ難いことでした。私と同じ思いをする人たちが居なくなれば。大切な方との最期の思い出が損なわれることの無いようにお手伝いしたいと思いました。私は、企画部としてご遺族様に笑顔で暮らして頂くためにイベントを通じて葬儀の大切さを知ってもらおうとしています。悲しい寂しい辛いだけの葬儀ではなく大切な方との最期の思い出を刻んで頂ける様に、いつまでもその面影が生き続ける様に。私は今、祖父母と同じく家族を慈しみ温かく包み、今日という日を精一杯、生きている人たちと穏やかな時間を過ごしています。大好きな祖父母と過ごした時の様に。