コスモール都島 主任  仲 浩司

「笑顔へ導く」

明けきらぬ夜明けの大川沿いを重いペダルを漕ぎながら向かう職場への道程。いつもと同じ自転車で同じように走らせてるのに何故か重たく感じるのは、向かう先で待つお客様の気持ちを想ってです。私が高校を卒業し就職した会社は、設計会社でした。大きく後世の世に形を残す仕事に遣り甲斐を感じ日々、頑張っていました。しかし世は、バブルの絶頂期、毎日の業務は、日付が変わっても終わること無く続き、四日間、不眠不休で働いたこともありました。私の身体を虜る家族からの懇願で退職の道を選び、家族を養うために新たな職を探さなければならない状況に・・・。しかし時代は、大学卒の肩書を持たない私を雇用してくれる職場はなく、途方に暮れていた時に縁あって就いた職業が食肉の加工会社でした。家族のため子どものために取り敢えず就いた職業でしたが子どもの成長の中で辞める事も出来ず17年に亘り勤めさせて頂きました。やがて不況の煽りを受け、上司から解散の予告。それまで自分の中で目を背けていた正直な気持ちに向合う時間に触れ、家族に思い切って打ち明けました。「葬儀の仕事がしてみたい」「人生で一番辛い思いをしている人の役に立ちたい、支えたい」と。妻は、優しく「今まで家族のために我慢したんだから・・・良いよ」と言ってくれました。思い巡って自らの理想を形に出来る葬儀社を毎日、探しました。そこで目にしたのが「都島葬祭」でした。大切な方をお見送りする大切な、かけがえの無い「志事」と「お葬式」を捉えお客様に尽くす社風に強く惹かれました。入社してからは、目にする物、耳にすることの全てが今までの人生で見聞きした事の無い事ばかりでしたが新鮮で刺激のある毎日でもありました。気が付けば、一人の担当者としてお客様の前に立ち「想い」を語り途方に暮れるご遺族様を励まし「笑顔」にして差し上げたいと心から願ってお手伝いをしています。故人様への想いを人生の1頁に刻まれたご遺族様の心の「思い出ノート」の頁に私の名前や都島葬祭でのお葬式を刻んで頂きたいと願っています。涙で曇るご遺族様の顔を笑顔溢れる未来へ導くために・・・。