葬儀豆知識 「献杯」

新型コロナウイルスの感染を懸念し葬儀の形態も大きく変わりつつあるように感じています。 恐らく皆様の日常の生活やそれぞれのお仕事への取り組みも同様では無いでしょうか? 私たち都島葬祭で大切にしている事柄として「通夜」があります。単にお寺様をお招きし、経を読んで頂くのみではなく、その場に集い故人様の思い出を語り会い次世代に思い出を引継ぐ大切な時間です。 最近では、この通夜自体も執り行わない方が増えてきて心を痛めています。

そして通夜を過ごす中で欠かせないのが」通夜振舞」。

食事を囲んで故人を偲び語り合う上ででしを傾けながらの時間は、後の記憶に残るものでしょう。 この通夜振舞の初めに案内をさせて頂くのが「献杯」です。「乾杯」と混同されている方が多いので皆様にしっていただければと思います。

簡単に説明しますと「乾杯」は欧米の文化であり、御祝い事の中で行います。 対して「献杯」は、日本古来の文化であり死者に捧げる神聖な文化でありました。

「乾杯」と異なり「杯を高く掲げる」他の出席者と「杯を鳴らす」「お酒を飲みほした後に拍手を送る」の3点は必要ありません。

静かな声で「献杯」の発声をいただき軽く杯を差し出し最後に黙祷や合掌で締めるのが「献杯」です。 しかし基本的には亡くなられた方に敬意を表すのが本質ですので難しく考えずに故人様を中心とした尊い時間を御縁のある方と共有していただければと思います。

一度だけの人生の最後の夜を尊いものに・・・。